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【社内対談】”ものを捨てる”から考えた”エコなデザイン”とは?

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こんにちは、タカシ2000です。今回はT3ブログ初めての対談形式です。先日ふとしたタイミングで耳にした、「もったいない話し」をきっかけに「ものをつくること」と「ものを捨てること」についてT3デザイン社員で話してみました。

対談メンバーは以下の3名。

  • 2児の父 タカシ2000
  • WEBデザイナー たくや
  • ブログ初登場、4歳の娘を持つママデザイナー H (対談発起人)

ゴールを決めずに「とりあえず」始まった対談、一体どうなるのでしょうか…。

1.「もったいない」を考えたきっかけ

H「こないだものづくりに関わる仕事をしている友達からの相談で、色鉛筆のケース不良在庫約600個を捨てざるを得ないって聞いてびっくりした。詳しく内容を聞いてみたら、かわいい鉛筆削り付きのカラフルなキャップなの。もったいないなと思ったので娘の保育園の園長先生に相談して、何か園内の遊びに取り入れられないか聞いたら使いみちがありそうとのことだったので、その友人の会社から保育園に寄付してもらったんだよね。次の使い手が見つかってよかったんだけど、“ものづくり”から生まれる“もの捨て”についてすごく考えた出来事だった。」

タカシ2000(長いので以下タ)「自分にとって必要じゃなくなった途端ゴミになっちゃうよね。今回のように次の使い手を見つける、といえばこんな記事見つけたよ。2018年にラクマが面白いイベントをやってたんだよ。」

2. 3R(リデュース・リユース・リサイクル)+1R?

引用:ラクマ ハロウィンごみゼロ大作戦

H「こういうのはすごく良いよね。ハロウィンみたいなスポットイベントで一度しか使わないもののリサイクルって意外に今までになかった目線だし、街の汚れが見えやすいゴミ問題とはまた別の角度からの意識を持ってる。」

たくや「リサイクルに対して、前向きに取り組む企画やキャンペーンはとても良いですよね。」

タ「ハロウィングッズでもあると思うんだけど特にプラスチックは捨てても自然に還らないし、最近レジ袋も問題になってるよね。大手の企業だと3R(リデュース・リユース・リサイクル)の考え方が今では当然になってきているけど、海外だとさらにRotを追加した4Rというのがあるらしい。」

引用:資源・リサイクル促進センター

H「Rotって?」

タ「生ゴミをたい肥にして土に返すこと。田舎の実家で使ってたんだけどこれ知ってる?」

引用:生ゴミ処理機

H「え?何これー?!」

タ「畑に置いてあって、生ゴミをここに入れると、時間がたてば肥料になるの。」

H「えーすごい、ただの生ゴミカバーかと思った。たい肥ってコンポストっていうんだね。」

たくや「たしかに小さい頃、生ゴミを外の土に捨ててましたね。こういう機械は使ってなかったけど外に捨ててるイメージあります。」

H「そういえば実家で父が外でみかん食べて皮とかそのまま裏庭の土に投げ捨ててた(笑)」

※タカシ2000は宮城、たくやは福島、Hは茨城の出身。みんな実家は田園風景です。

タ「企業としてのエコへの取り組みは、わりと新しい気がするのに、エコを意識すればするほど、昔のやり方に戻るっていうのは不思議な感覚だよね。」

3. リユースのかたちも多種多様

3.1 不要物をアートに昇華するリユース

Y「3Rの中の”リユース”って、中古品販売や古着のイメージありますけど、ゴミになる予定だったものを使ってアートにするのも確かにリユースだなぁと感じてました。イギリスではそうして作ったものを商品化しているブランドもあるんです。」

引用:Gomi Design

Y「その名も”Gomi”という、イギリスに本拠地を置くデザイナー集団なのですが、視点含めてすごくいい。やはりコンセプト含めて海外と日本では、発想や目線が少し違いますしメッセージ性がありますよね。」

H「へ~かっこいい!けどチームに日本人が一人もいないのにブランド名がなんで”Gomi”なんだろう。。気になる。一言でリユースと言ってもここまでのプロジェクトにするってすごいことだよね。アイデアだけでなくお金もないとできないと思うし、作ってみて初めて見た目が分かる部分もあるだろうから想像だけでデザインできない。そこも含め面白いね。

3.2 使用可能だけど廃棄対象のものにプラスワン

H「私、最近は直して使う発想が薄いかもしれない。正直安かったからすぐ捨てても悔いのない感じがある。なのに古いものが好きで町にあるリサイクルショップも好きでよく行くし、たまに古い掘り出し物みつけられたりして楽しい。2人はPASS THE BATONって知ってる?」

タ「うーん、聞いたことない。」

H「リサイクルショップ・・・とも言えるんだろうけど”セレクトリサイクルショップ”という新しい業態スタイルを築いたお店。リサイクル品に意味をつけて再販売するショップなんだよ」

H「経営しているのは株式会社スマイルズという会社で、コミュニケーションを大切にした事業が多くて、すごく好きなんです。他にもスープストックトーキョーなどを手がける会社なの。」

引用:PASS THE BATON

タ「PASS THE BATONも3Rを掲げてるね。”RECYCLE / REMAKE / RELIGHT”」

H「いわゆる3Rとは少し違うね。デザイン的目線の考え方が盛り込まれていて3つ目のRELIGHTがとても素敵だなぁ。たとえばPASS THE BATONで扱ってるこの商品なんだけど、印刷がずれただけで販売できなくなったRHODIAのメモ帳をPASS THE BATON’のオリジナルイラストレーションでリメイクして、再販売しているんだ。使わない(使えない)ものをただ売るだけじゃない、面白いアイデアだよね。」

引用:BLOCK RHODIA No.16 with PASS THE BATON (PASS THE BATONオンラインショップ)

たくや「ほんとですね。商品はほとんどかわらないのに、生まれ変わっている。販売ではないんですけど、建物とかでも古い建物をリノベーションして古さをおしゃれに生かすデザインをよく見かけるし、徐々に増えている古民家カフェとかもリユースですよね。最近は工場カフェが流行っているらしいです。」

3.3 人気の”アレ”もよく考えるとリユース!

引用:工場カフェ

たくや「僕はこういった何かを再利用した建物が実はすごい好きで、ただの新しい建物よりも愛着が湧くというか、親しみやすさを感じるのでとても好きです。」

H「こうやってみんなで話すといろんなリユース、リサイクルのかたちがあるね。普段そんなに意識的に考えなかったから面白い。」

4. T3デザインができることって?

タ「デザイン会社という立場で自分たちがものづくりに関わる場合って新しいものを作ることがほとんどなんだけど、こういった目線でのものづくりにも関われたらいいよね。」

たくや「でもそういった機会を自分たちから生み出すことは実際難しいですよね。」

H「可能な方法としては大きく分けて、2種類あると思う。1つめはリサイクル。もう1つは新しい物を作る事によって大量に作っているものを減少させること。」

たくや「うーんと、たとえば?」

H「グッドデザイン賞も受賞したけど、T3デザインが担当したポケットスクエアバッグは後者にあたるかなって。レジ袋削減の手助けになればというコンセプトなんだ。」

T3ブログ:【2019年度 GOOD DESIGN AWARD】グッドデザイン賞を受賞しました!

たくや「なるほど。確かに。」

タ「これはいい取り組みだったよね。もう1つの”リサイクル”の観点でも何か出来ないかな。」

H「実はうちは夏に引越しが決まっていて、今使ってる家具や雑貨とか整理しなくちゃならないの。雑貨や小物も好きだから大量にあって、基本的には全部思い入れのあるものばかりなんだけど、全部は次の家に持って行けなそうだから何かしらの形で手放さなきゃならないと思うので”リサイクル”の観点についてはまだ考えてる最中。しかもこんな話した後だしあっさり捨てられないなあ。」

タ「それならT3デザイン社内でフリマとかやってみたら面白いんじゃない?」

H「あ、それいいね。社内フリマだったら愛着を伝えられるかも。今はフリマアプリもたくさん存在してるけど、自分にとってのそのものの価値を不特定多数の人に伝える自身がないし、売ったとしても荒く使われたりするのはいやだし、身近なところからスタートするのはいいかもしれない。」

5. 今夏、T3社内フリマ開催!?

というわけで、前編はここまで!今回いろいろ思いつくままにみんなと話してみて、「もったいない」をベースにした素敵な事業やコトが存在していることを知ることができて面白かったです。「エコ」とか「エシカル」とか地球規模で大事なんですが、あまり規模が大きくても実感しにくいので身の回りの小さな「もったいない気持ち」を大事にしたいなって思います。次回、引越し直前のHが身の回りの愛すべき小物たちの新しい持ち主を探すため、自由参加のフリーマーケットをT3デザイン社内で開催します。乞うご期待!

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