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デザイナーの選ぶおすすめホラー映画!

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こんにちは。
過去3回の就活で毎回履歴書の趣味項目に「ホラー映画鑑賞」と書いているデザイナーの小屋です!
家から出ない休日はホラー映画かモンスター系パニック映画を見ています!真剣に見るのはもちろん、家事や絵を書いたりするときの作業用BGMとしても万能なホラー映画…!いいですよね。
今回はそんな小屋が会社のブログを借りて「ホラー映画」について語らせてもらおうと思います。ホラー映画が元々好きな人も、怖いものが好きじゃないよっていう人も、このブログ自体は怖くないのでぜひ楽しんで読んでいただければ…!

1. まず初めに、ホラー映画とは…?

「ホラー映画」とはWikipediaによると「恐怖映画」のことを指します。「幽霊」「悪魔」「ゾンビ」「殺人鬼」「怪物」などなどが出てきたり、明確な恐怖の対象がなくとも、観客を恐怖させることを目的として作られた映画ジャンルのこと…。 怖がりの友人と「映画見る会しよう!」と言ってホラーを流すととても怒られたりします。しかしホラー映画と言っても、恐怖の度合いは様々…「ホーンテッドマンション(2003)」「ショーンオブザデッド」などゴーストやゾンビがメインなのにコメディ要素の強い映画もありますね!(多分これはほぼコメディ枠なのですが。)これなら怖がりの友人も見れるでしょう。そんな見やすいホラーから、お風呂に入ったりトイレに行けなくなる背筋の寒さを引き摺るガチホラーまで振り幅が広い…皆さんはホラー映画と聞いた時どの作品を思い出すでしょう……?

表

2. なぜホラーが好きなのか、なぜおすすめしたいのか

まず私がホラーが好きなのかを少し話したいと思います。ポイントは2つ。

①感動して泣いたりしないから

②いつでも見られるから

具体的にご説明を…。

①感動して泣いたりしないから
わたしは昔から涙もろく、動物や感動ドキュメンタリーは苦手です。人と映画を見て人前で泣いたりとかはしたくない…。けど映画ってストーリーの中に絶対に「イイシーン」あるじゃないですか…。1人で見るにしても娯楽や時間潰しに映画を見てるのに、泣くと体力とメンタルの消耗が…。
でも大丈夫、ホラーはほとんど泣かない!!
たまにやや感動のラストを狙ってくる作品もあるかもしれないけど、ほぼ泣かない!涙腺緩めの人にも安心のジャンルです!

②いつでも見られるから
例えば自分が就活のナイーブな時…例えば失恋でつらいとき…。苦労人の成功譚も成功者の破滅もカップルの恋愛も家族の団欒も見たくない…! わたしはフィクションでも自分と重ねてしまい、余計頭の中でグルグルと現状に対する自問自答をし始めてしまう。脳内自分会議が始まる。すると鑑賞時間は娯楽でも暇つぶしでも現実逃避でもなくなる…。
(いや映画って自分の中に新しい考え方・見方を生まれさせてくれて、自分と向き合う有意義なものでしょ、共感してなんぼ。と思う人もいるのもわかるけれど!)
でも大丈夫、ホラーはほとんど共感しない!!
というより恐怖に共感する!
失恋時、普通の映画でカップルが出てくるとズーンとなってしまう人でも、ホラー映画で出てくるカップルはすぐ殺られるので大丈夫!みんな平等に理不尽に怖い目に合わされちゃう。恐怖に共感することで他の要素が気になりません。

上2つの理由によりわたしはホラー映画が好きで、オススメしたいと思っています。
(ちなみに上記2点新卒の面接で力説したら気持ち悪がられましたが採用されました笑)

自分自身が画面の中の恐怖に共感することで、映画を見ている最中は現実の辛さを忘れられる完全な「フィクション」。そして映画を見終わったあと、私たちは「現実の方がましでよかった…」と思う。それがホラー映画。(個人の見解です)

3. それでも見るのが怖い人に…おすすめのホラー映画

そんなこと言われても…ホラーは好きじゃないよ、…という方。気持ち分かります。わたしもホラーいつでも見られる!とか言ってしまいましたが、実は邦画ホラーはやっぱり自身の世界線と重ねてしまい、怖いので家族や友人の前で見るようにしています。なので今回はホラービギナーにも見やすいホラーを紹介します!登場人物や建物が魅力的だったり絵的に美しい、描写にワクワク怖さの中にロマンスもあるような…怖くても他の要素も良くて見ちゃう。そんなホラーたち!

3.1 傑作。こんなホテル泊まりたい、けど泊まりたくない「シャイニング」

シャイニング

簡単あらすじ:不思議な能力「シャイニング」を持つダニーとその家族が曰くあるホテルに冬季隔絶され過ごすうちに存在しない存在に蝕まれていく話。

気になった人はちゃんとしたあらすじを!

天才スティーブン・キング原作、キューブリック監督、何年経っても何度でも見ていられる 永久不滅の映画「シャイニング」。ホラー好きな人は必ず通ってる名作映画。この映画はホラーとしてのストーリーや映像や音楽はもちろん素晴らしいですが、ホラー抜きにしても建物、ファッション、演者のキャラクター性、どれもこれもイイ要素が詰まっています。 特に舞台となるホテルは、チープな言い方ですが「呪いのホテル」とも言えるネガティブな場所として映し出されているのに、泊まりたくなるような魅力がたくさん…。廊下絨毯の幻想的な幾何学模様、部屋の鮮やかな壁紙やモダンな内装、非現実的な開放感を感じさせてくれる吹き抜けのロビー、庭の植木でできた途方もないほど大きい迷路、全てにデザイン性の高さと完成度、夢があります。1ヶ月くらい泊まって廊下を三輪車で駆け抜けたい…! 腐敗した老婆が湯船から登場するシーンも部屋の内装が可愛いから、怖いのに見ちゃうこと間違いない。 そしてその時代を感じる可愛いファッションやキャラクターとのマッチが完璧。内容だけでなく、こういう美術部分などもしっかりディレクションされているから、永遠に何度でも見ていられる映画なんだなあ、と感じます。

ちなみにこのホテル、泊まりたい!と思って調べましたが、全部セットだったようですね。残念。一応モデルとなったホテルはあるようなので、気になった人はぜひ泊まってみてください!笑
今回は怖い要素に触れず舞台美術にフォーカスしましたが、ストーリーや語りたい要素はたくさんあります…書き切れないのでまた機会があったら書きたいですね。

3.2 チェコ民話の世界、コマ撮りアニメのシーンにワクワク「オテサーネク」

オテサーネク

簡単あらすじ:不妊症に悩みノイローゼになった妻を慰めようとたまたま見つけた赤ん坊のような木の切り株をプレゼントしたら本当に赤ん坊だと思い始めて挙句本当に動き出す話。

気になった人はちゃんとしたあらすじを!

チェコのアニメーション作家であり、映画監督でもあるヤン・シュヴァンクマイエルの映画「オテサーネク 妄想の子供」。ヤン・シュヴァンクマイエル監督による、童話的なのに散りばめられた嫌悪感のある空気感は胸焼けするのにクセになります。

オテサーネクと名付けられた赤ん坊(木)を大事そうに扱う妻の演技も迫力がありますが、一番の見所は赤ん坊(木)が動くシーン!初めて木が動く映画の最初の盛り上がり、「ただの木が妻の乳を吸っている」様に背筋がゾッとして鳥肌が立ちます。その後も大きく成長していくオテサーネク(木)の手足(木の枝)が、動く、動く、動く…。何にでも興味が湧いてくる乳児のように空を掻くかわいらしいはずの動きが本ッ当に気持ちが悪い。枝が成長するのを何倍速にもしたらこう動くのかなと感じる素早い動きで躍動する様は、実際の木を使ってコマ撮りのアニメーションで表現され、本当に嫌な生命力を感じて、とても良いです。この映画の根幹がアニメーションで表現されているからこそ、CGにはない力強さ、密度や良い汚さがあってこの作品の存在を強くしています。

またアニメーション部分以外も、不快感を感じるような食事のカット(ヤン・シュヴァンクマイエル監督は幼少の頃から”食べること”が好きではなかったと語っている…)やインサートされる性的なメタファーで少々胃もたれしますが、それがまた他の作品にない後味で完成度の高い世界観となっています!DVD持っているのでT3デザイン社内で見たい人がいたらぜひ!

3.3 美しくて、強くて、切ない「僕のエリ」

僕のエリ

簡単あらすじ:孤独な少年オスカーとヴァンパイアのエリの物語。

詳しいあらすじ!

スウェーデンの作家ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト原作による、2008年の映画「僕のエリ 200歳の少女」。この映画は吸血鬼映画でレビューサイトなどでは異色ラブストーリーと紹介されており、厳密には純ホラーではありませんがどうしても紹介したく。怖いシーンもほぼないので怖がりにもオススメです!

ちなみに原題はスウェーデン語: Låt den rätte komma in 和訳:[正しき者を招き入れよ]。 (邦題は当時とても不評だったようで、映画を見ると確かに言葉の意味も内容に合ってないと感じます…。)  「正しき者を招き入れよ」とは、吸血鬼は招かれないと家の中へ入れないことから来ています。本編でもオスカーがエリに対して部屋に入る許可を言葉では与ず、身振りで入ってくるように唆すシーンがあります(身振りだけだと許可にならないためヴァンパイアは部屋に入ることができない)。いじめられっ子だったオスカーが人の弱みを握った気になり、少し優越感を持ったような意地悪さ。エリはそれでも自分の身を危険に犯しながら部屋に入ります。許可を得ず家に入ったため、身体の至るところから血を流し、ガタガタと震え出すエリ。決死の姿にオスカーはとっさに部屋に入る許可を与え、抱きしめる。このシーンは好奇心で意地悪したいとか優越感とか淡い恋とかより少し先の「相手が何者でも受け入れた」瞬間だったのかと思います。 また、この映画の好きなポイントは人を殺して生きていることに対して「相手を殺してでも生き残りたい」という吸血鬼エリの姿勢。オスカーに向けた手紙に書いた「ここを去って生き延びるか、とどまって死を迎えるか」。このセリフも印象強くて、自分が何かしたいけど動けないと思い込んでいる時、グッと刺さる言葉だと思います。

全編を通してスウェーデンの冬の寒さを画面越しに感じ、登場人物のひたひたとした感情の機微が流れてくる情緒感。相手を信じ招き入れる心の強さと、生きるために貪欲に進む強さを手に入れたいと感じる映画でした。

3.4 絵本の世界のようでちょっとコワイ物語「ヴィレッジ」

ヴィレッジ

簡単あらすじ:幸せと安寧の具現化のような村では掟を破ると世にもおぞましい怪物が現れた。

詳しいあらすじ!

「シックス・センス」の監督ナイトシャマランの映画「ヴィレッジ」。温厚で平穏な村人たちが住む争いのない村で唯一恐ろしい存在となっている「怪物」。変幻自在な幽霊的怪異の方が怖いと思っていたのに、演出やストーリーの進み方で御伽噺的な見た目の”THE怪物”が本当に恐ろしく感じてきます。大多数が「何か」を「恐怖」として信じることでそれは本物になり、平穏な村に徐々に怪物の気配が近づいてくる描写にハラハラさせられて、劇中で初めて村に怪物が来てすんでのところで家の中に逃げ込むシーンには一緒になって息が上がってしまいます。そして物語の結末を知ると、さすがシャマラン監督…なるほど…やられた〜といろいろ納得…。怖い要素と納得するストーリーにぜひ「やられた〜」となって欲しいです。

3.5 お揃いの子供達が恐ろしくて、でも魅力的「光る眼」

光る眼

簡単あらすじ:村人が同時失神した日身篭って生まれた子供たちは不思議な力を持ち、村人を脅かす。

詳しいあらすじ!

1960年のイギリスの「未知空間の恐怖/光る眼」を1995年アメリカでリメイクした「光る眼」。はじめは心を開かない子供達との距離を埋めようと努力しますが、徐々に子供たちを恐ろしい存在だと感じていく恐怖を描いたこの映画。本編は99分と短く、怖さもライトでテンポが良いのでさくっと見られると思います。子供たちはみんなお揃いの見た目で無表情で感情の動きがないのが怖いポイントですが、同じ髪型、同じグレーの中でもちょっとずつ違うファッションはなんだか制服感が合ってかわいいです!(昔見たファンタジックチルドレンというアニメの子供達を思い出しました…。)

子供たちの中でも少年デビッドは、一緒に生まれてくるはずだったパートナーが死んでしまったことから唯一人の情に目覚めていきます。同胞たちからは「欠けているから半人前」と言われますが、人間からすると共感する能力のあるデビッドの方が「成長がある」と感じる。「欠けているから人らしい」とは、なかなか人生の中でも感じる瞬間があるなあと思いました。

3.6 ガチ怖、自分の住んでる土地が不安になる「残穢〜住んではいけない部屋〜」

残穢

簡単あらすじ:怪奇小説家の元に届いた女子大生・久保さんの手紙によって土地に巣食う穢れを紐解いてしまう話。

詳しいあらすじ!

「十二国記」などで知られた小野不由美による小説の映画「残穢」。小説家である主人公「私」の元に寄せられる怪異を朗読するようなシーンから始まるこの映画。ホラー映画によくある、急に大きな音とお化けが出てきてびっくりさせるようなシーンもなく、淡々と過ぎていくストーリーは一見怖くないように感じますが、怖さがじわじわと積もって、徐々に肩が凝ってくるようなずっしりした怖さがあります。1つ1つはただの普通の怖い話。でも積み重なると繋がって大事になる…。紐解いてしまったら、知ってしまったら、知る前には戻れない。見終わると体が緊張でビキビキになって、廊下やソファの下とかが怖くなり、自分が住んでいるところはどんな土地なのか、知りたくなくなります。 怖さ以外の魅力と言ったら豪華なキャストとか…?淡々とした演出など全てしっかりこの話の大事なところを押さえ、考えられて作り込まれてるなあと‥。ホラー映画の他に怪談の小話(朗読)的なのも好きなので、この映画何度か見てしまうのですが見終わっていつも少し後悔します。

怖いですが伏線が回収されて繋がっていく見事な構成(繋がっていくからめちゃくちゃ怖いのですが)は見応えがあるので是非ご覧ください…。

4. まとめ

ホラー映画の世界いかがでしたか??ホラーといえど、怖い要素にプラスして、他の魅力も詰まった作品がたくさんあります!苦手な人にはぜひホラーを見るきっかけになればと思います。元々好きな人にも少しでも楽しんでもらえていたら嬉しいですね。

今回は最後の1作以外ガチ怖なものはご紹介しませんでしたが、今後機会があればもっといろんなホラーを紹介したいなあ〜と思っています!ではまた!

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